「そりゃ蒼士が胸無いとか言うからだろ?」
「あいつそこまで言ったのかよ!」
奏のやつ!
「うん、一部始終全部だと思うよ?ん~胸無いのは俺が大きくすれば良いけど…殴られるのはなぁ~」
そう悩むような表情をする響夜。
「お前はその事しか考えてねーのかよ…」
ボソッと呟く俺。
「ん~妹の方は奏に止められてるしなぁ~」
俺の声が聞こえて無かったのか聞く気が無いのかまだ双子に手を出すことを考えてるっぽい響夜。
ん?奏?
「止められてる?」
そういややたら妹の方がどうとか奏言ってたな。
しかもこの間の撮影でかなり質問攻めにしてたし。
それで一緒に行った俺は殴られるはめになったし…。
でも、あいつも結構な女好きっつうか、自分の好みだったら来るもの拒まずだからな。
響夜といい奏といいこんだけ女癖悪くてよく干されねーよな…。

