「あっ!エレエレ、ちょっと目瞑って!」
『え、何で?』
「良いから!」
「ほら、早く!」
『う、うん…』
亜季にも急かされて、何がなんだか分からないまま目を閉じる。
「良いって言うまで開けるなよー」
『分かった…』
よく分かんないけど…。
「一個持とうか?」
「大丈夫!」
「丁寧に扱いなさいよ」
「しっかしお前似合わないな」
「うるせーな!」
それぞれが何の事か分からないけど好き勝手に喋ってる。
目、瞑ったままだからなんの事か分からない…。
気になるし、目開けちゃおうかな?
でも、亜季が煩そうだからなぁ…。
1人、考えてたらフワッと何か甘い匂いが香ってくる。
「目、開けて良いぞ~」
それと同時に亮太に言われて、目を開ける。

