『で?何でこんな所で揉めてる訳?』
あたしは警備員さんが離れてったのを確認してから目の前で気まずそうにしてる4人に呆れたように手を組ながら言った。
「あたしは辞めようっていったんだけど…」
「あっ、汚ねぇ!お前だってイケメンモデルに会えるかも~♪とか言ってたじゃねぇか!」
みかん頭…もとい、高杉 亮太につっこまれ口ごもる亜季だけど、亜季なら確かに言いそう…。
「大体、てめえが警備員なんかと喧嘩するからだろ」
腕を組んで壁に寄りかかって口悪く言うヤンキー…もとい松井 那純。
「は?あいつが人の話しも聞かねぇで追い出そうするからだろ!!」
「てめえが突っ掛かるからややこしい事になったんだよ!」
「はぁ~!?」
「ちょっと…や、やめなよ…」
いつもの如く口喧嘩を始めた2人にオロオロするのは舞ちゃん。
この、いつもだったら絶対接点無いでしょ!?みたいなメンバーが何で集まってるのかというと…―――――。

