「え~面倒くさい話って何の事?全然覚えてね~や」
飄々と言う響夜の態度にイラッとする。
「それより蒼士って年下趣味になったの~?」
「年下って…お前覚えてんじゃねぇかよ!!」
「そこは、たまたま覚えてたんだって!まさか年下好きに変わってるなんて思わないじゃん!だってあの人年上…」
「それ以上言ったら殴るぞ」
響夜を睨み付けて俺は言う。
「お~怖っ!あの人って言っただけじゃん。アナウンサーの事かもよ?」
「…うるせぇ…黙れ」
「ハイハイ。分かりました!あ、俺トイレ行くからまったね~」
軽い感じで手を振って行ってしまった響夜。
「なんなんだよ…あいつ…」

