『騙したわね!!』
キッと睨み付ける。
「は?人聞き悪い事言ってんじゃねーよ。お前こそ本当にちゃんとウォーキング出来んのかよ?」
『で、出来るわよっ!!』
「じゃあやってみろよ」
そう言って顎で指す。
こんの…俺様男!!
『やれば良いんでしょ!やれば!!』
正直自信無いけどやるしか無い!!
フロアーの中央に立ち歩き始める。
コツコツ…
鏡張りの壁にに向かって歩きながら青山蒼士の様子を鏡越しに伺うけど、腕を組んでただこっちを見てるだけで表情が読めない。
『とっ…!』
危なっ…!
転びそうになってなんとか体勢を立て直す。
凄い見られてるからやりづらい!

