「は?じゃねーよ。見てやるから歩いてみっつってんの」
腕を組んで偉そうに壁に背中を付けながら言う青山蒼士。
『はぁ?何でよ?あんたに見せる必要無くない?』
「良いからさっさとやれ。それとも見せらんねーほど下手くそなのか?」
淡々とした口調が余計にバカにされてるように聞こえる!
『っなっ…!な訳無いでしょ!!上手すぎてびっくりするわよ!!』
負けず嫌いなあたしの性格からそんな事を言ってしまう。
「ふーん…。じゃあそのびっくりするようなウォーキング見せて見ろよ」
ニヤッと笑った青山蒼士。
は…はめられた!!

