「…打ち合わせがあったんだよ」
あぁ、そういえば同じ事務所だっけ…。
あ、ちなみにこのレッスン室事務所の中にあるの。
『あっそ。だからって此処に居る必要無くない?』
「は?お前がんなもんでデケー音出してるからだろうが」
眉間にしわを寄せて、私の頭の上に視線を向ける。
げっ!急に来るから頭に辞書乗せたままだった!!
慌てて、辞書を下ろして、背中に隠す。
「…アホだなお前」
『うるさい!!』
バカにしたような口調と返事に腹が立つ!!
早く何処か行って欲しいんだけど!!
「…歩いてみ」
『は?』
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