『しかも…これヤバいよね…』
カバンから今日返されたテストの点数を見て呟く。
赤字で×だらけの答案用紙にあのドS教師の悪意を感じるのはあたしだけ?
『…とりあえず練習するか…』
テスト用紙見てても点数が上がる訳じゃないし!
動いてた方がマシかも!
テスト用紙を乱暴に鞄に入れる。
辞書とかデカイし邪魔なんだよね…
『ん?辞書…あ!そうだ!!』
良いこと考えたかも!!
脱ぎ捨ててたヒール高めのパンプスを履くいて立ち上がると、辞書を頭に乗せる。
『こういうの漫画とかで見たことある気がする!』
我ながらナイスアイディア!!

