「だいたいてめぇは…!」
「あぁっ!?」
あたしを間に挟んだまま、今にも掴み掛かりそうな勢いの2人に無視する事も出来ない…。
『ねぇっ…!やめ…』
ビュッ!
『わっ…!』
「うおっ!」
立ち上がろうとした時に急に飛んできた大きな物体を咄嗟に避ける。
バタッ!!
割りと重い音を立てて物体が落ちる。
『何…?辞書!?』
しかも分厚いし!
危なっ!!
あたし反射神経良くて良かった…。
「おい!何やってんだよメガネ!!」
自分の反射神経の良さに感謝してる間にみかん頭が真面目くんに文句つけてる。
っていうか真面目くんの存在忘れてた…(因みに1番に来てた)。

