「あぁ、良い良い!お母さん片しておくから」


食器を運ぼうとした結衣奈を制する。


「ありがとう!じゃあ行ってきます!絵玲奈後でね~」


「いってらっしゃい」

『ふへ~い…』


うなだれながらよく分からない返事をしたあたし。


結衣奈はよっぽど急いでたのかそれに触れず行ってしまった…。


「ほら、エレも早く食べちゃいなさい!片づかないんだから!」

結衣奈と対応が違くない!?


「聞いてるの!?」

『はいはい!食べますよ!』


そう行ってトーストを噛った。





「ちゃんと先生の話し聞くのよ?」

ご飯を食べ終え、靴を履いてるとお母さんが後ろから言う。

『はいはい、分かってるよ!』


小学生じゃないんだから!!


そう思いながら乱暴にドアを開けて家を出た。