それより…… 「なんでお前まで乗るんだよ!」 俺が乗る前にさっさと車に乗り込んでる奏。 「良いじゃん!どうせ緑川スタジオだろ?俺も撮影だし!」 「良くねぇ!お前もマネージャー居るだろうが!」 そう言うと、携帯を取り出した奏。 「…あ、もしもし?うん、美里さんに乗せてって貰うから! …もうマネージャーに電話しちゃったもん♪」 何がもん♪だ! 「…てめぇ~…」 いい加減本当にイラッとして来た俺。 「はいはい!良いから蒼士も早く乗って!」 そう言った美里に車に押し込まれた。