「…本当かよ。まぁどうでも良いけど」 「どうでも良いって…お前、なんで?とか聞かないわけ?」 「別に。興味ない」 「冷たっ!あれだな、蒼はクールで格好良いとか言われてるけど、冷たいだけだな!」 「馬鹿に言われたく無い。 大体、周りが勝手にそう言ってるだけだろ。俺、撮影だからじゃあな」 バカに構ってる暇は無い。 「あ、おい!待てよ蒼!」 待てって言われて待つわけが無い。 そのまま、奏に背を向けてスタスタと校門に向かって歩いた。