「う~ん…」
『……何?』
CGとあたしの顔を交互に見比べてる亜季に聞く。
「いや~…本物だな~と思って」
『はい?』
当たり前じゃん…。
確かにあたしも今日まで半信半疑だったけどさ…。
「まさかこんな早く2人を表紙で見る日が来るとは…。あ!サインしてよ!!」
そう言いながらカバンからペンを出してくる亜季。
『サイン!?そんな事したことないんだけど!』
握手とか写メ撮った事なら何回かあるけど…。
「初サイン!?ラッキー☆」
『何が!?大体自分のサインとか無いんだけど!』
「良いんじゃん?普通に英語とかで。名前位書けるでしょ?」
『なっ…名前位って超バカにしてない!?』
あたしどんだけバカだと思われてるわけ!?

