『ちょっと亜季!!』 小声で窘めるように言う。 「ごめんごめん!だって手嶋奏と一緒に勉強ってどういう事!?」 『“と”じゃなくて、正しくは手嶋奏“も”だから!』 「そんなの、どっちでも良いから!で、何で?何で?」 興味津々に目をキラキラさせてる亜季。 『それがさ…』 話し始めようとした所で… 「東條!東條絵玲奈!職員室に来いって行っただろ!」 『げっ…!忘れてた…』 教室の入り口から大きい声で読んでくる担任。 ハズっ!! 「何?絵玲奈呼び出し?」 『ちょっとね…』