「そうですか…。分かりました…最後に握手して下さい!」 俺に告って来た女は、残念そうな顔を見せつつも握手を求めて来た。 よく分かんね~けど、握手をすると、また顔を赤くし、走って去っていった。 女ってよく分かんねー……。 ま、しつこく言ってくる奴よりマシだけど。 「…おい、いつまで覗いてる気だよ」 女が居なくなった後、物陰から見てる奴に言う。 「あれ?バレてた?」 「俺に見つからないとでも思ったか。馬鹿」 「ちぇっ。馬鹿とか酷くない!?」