「おい、蒼士~何寝てんだよ!」
『…あぁ゛?』
響夜に肩を思い切り揺さぶられて寝るのを邪魔された。
『んだよ…起こすんじゃね~よ』
やっと良い感じに寝てたのに…。
「起こすなじゃね~よ!一時間目、小百合ちゃんの授業だぞ!!」
小百合…英語か…。
いつの間にかホームルームは終わったらしい。
小百合っていうのは英語の担当教師。
まだ大学卒業したばっかりの教師1年目。
若いし顔も可愛い系なせいか男共に人気らしい。
で、歳上好きの響夜も狙ってる…。
『知らね~よ…。いちいちそれくらいで起こすな…』
でも、俺は興味ねーしとりあえず眠い…。

