美人薄命



気付けば辺りは暗くなっている。
さっきまでの楽しそうな家族ももう居ない。


「帰ろう…」

帰りたいのに、ここから早く離れたいのに
身体に力が入らない。



順調だと思ってたのは私だけだったんだ。
忙しくて会えなくても絆があるって。
いつも支えてくれたのは謙太だったし
私も謙太にとってそんな存在になれてると思ってた。


いつからだろう。
謙太の気持ちが離れたのは。
そんなのも知らずに私はプロポーズだと思ってたんだ。