美人薄命



「ガラス。」


「そうなんだ。何か不思議。」


「ミルクガラス。そのカップの特徴。
あんたも持ってんじゃん。」


サンドウィッチを食べながら髭男が説明してくれる。


「ピンクのやつ?気にして見てなかったな。」


「気付けて良かったな。」


「うん。じゃ頂きます。」


生ハムが溢れんばかりのサンドウィッチを食べる。
何故髭男とご飯食べてるんだろ。
彼を盗み見てみるとノートを見ながらサンドウィッチを食べている。


なんか…笑えてくる。


「ふふっ。」


「何?」


怪訝そうに髭男がこっちを見る。


「なんか、可笑しくなってきた。
何で馴染んでご飯食べてるんだろうって。」


「…確かに。」


「ねぇ此処あなたのお店?」


「白井春人。」


「あ…白井さんのお店…ですか?」


「まぁそう。
あと、春人でいい。敬語もいらない。」


「分かった。春人くん…ね。」


サンドウィッチを食べ終わり、ふたりでコーヒーを飲む。

春人くんは翡翠色のマグカップ。


「そのカップ可愛いね、持ち手が丸くて。好きなの?」


「まぁ嫌いじゃない。」


「そっか。」