美人薄命



「椅子探してんの?」


「模様替えしたくて、あの椅子あったら雰囲気変わるかなって。」


「イメージどんな感じ?」


「カフェラテ。」


「は?」


「あっあの、カフェラテみたいにホッとするような安心するような。
あの椅子もカフェラテと同じ感じがして…。」


「…これとかどう?」


髭男が指差しているのはネイビーのクッションが綺麗なソファ。

あの椅子と似た雰囲気はあるものの、重厚感があったのに対し木製のフレームの曲線が緩やかな優しいものだった。


「綺麗なソファですね。」


「まぁこれの方が女らしいな。」



でも…椅子ならあれ以外考えられない。