美人薄命



見た目は普通なのに何故こんなに気になるんだろう。
もう一度座ってみる。


やっぱり包み込まれるような感覚と安心感でホッとする。
私は覚悟を決めた。

「これ下さい!」


「あーわり、それ売り物じゃない。」


「は?」


「それ売れない。」


「この前20万って…」

「あぁ。つーか、売り物じゃないって言うつもりだったんだけど。」


「はぁ…」

解りやすいほどにがっくりと肩を落とす。