美人薄命



「悪いな。」


「…?」


何の事なのか分からずに春人くんを見る。


「巻き込んで。」


「あぁ…確かに。初めての経験で驚いてる。」


「コーヒーでも飲んで。」


春人くんの言葉に作業場に入るとターコイズのマグカップにコーヒーを入れてる。


「ありがと。」


暫くふたりとも無言でコーヒーを飲む。



「何で配達来なかった?」


「えっいや…彼女だと思ってたから…」


「だろうと思った。
あいつは高校の同級生なんだ。」


「そうなんだ。しかも婚約者も居たんだね?びっくりしちゃった、あはは!」


あんなに落ち込んで、結局勘違いで…ほっとして笑えてくる。