美人薄命



店内は色んな部品みたいな物で溢れていた。
春人くんは店長さんらしき人に軽く挨拶をすると奥へ進んでいく。

私もおじさんに頭を下げてついていく。


「好きなの選んで。」


「私が?何に使うの?」


「蝶番なしでどうやって開け閉めするつもりだよ?」


「あ…考えてなかった。」


着いたのは沢山の形や大きさの蝶番がある棚だった。


「んー迷うな。」


「大きさ考えろよ?」


「どっちがいいかな?」


私が差し出したのはシンプルだけど波の様な形のものと火のついた蝋燭の様なのが両端にあるもの。


「…こっち。」


顎髭を触りながら彼が選んだのは蝋燭みたいなものだった。


「じゃこれにする!」


「次は取っ手だな。」