「で・・・なんでいんの?」
「これ見て」
あたしはそう言うとさっき裕のケータイから送られてきたメールを見せた。

「は?こんなん俺送ってねーけど?」
「うん。そんなのは知ってる。だからその犯人捕まえに来たの」
「そーゆーことか。俺のケータイ触る奴としたらあいつしかいねーな」
「検討ついてんの?じゃあ手っ取り早いね。そいつのとこ行くよ」
「今から行くのか!?」
「当たり前じゃん。今行かなきゃいつ行くの」
「わかったよ。行けばいーんだろ」

そう言って、あたしと裕は犯人のところへ行った。


―――10分後。
「ここだけど」
・・・ここの豪邸ですか!?!?
すっごい綺麗な白いお城みたいな豪邸があたしの目に映る。
「え・・・ここって?」
「いとこんち。犯人は多分桃菜(モモナ)だろうな」
「いとこ?」
「あいつ俺のこと大好きだからな。だからそんなメール送ったんじゃねーの?」
いとこがそんなことするかな??
「ま、とりあえず桃菜んとこ行くか。」