その日から俺は好きな奴を作るのをやめた。
毎日毎日違う女と遊んでいた。

「ねぇ裕。今日はあたしと遊んでくれるでしょ?」
俺に色目を使って甘い声を出す女達。
正直気持ち悪りぃけど1人でいるよりずっといい。
余計なことを考えずにすむからな。
「いいよ。どこ行きたい?」
「じゃあ久しぶりに公園行かない?」
ドク・・・
公園という言葉を聞くとこころを思い出す。
「ごめん、公園は無理。」
「ええ?なんでぇ?じゃあカラオケは?」
不思議そうにする女達。
まあこころとのことを知ってんのは家族と隼人(ハヤト)くらいだからな。
隼人とは俺の親友だ。
何でも打ち明けられる仲で俺のことを真剣に考えてくれる隼人。
マジで感謝してる。

女達の提案で今日はカラオケになった。