あたしは、小早川くんと出逢うキッカケになる唯一のアイテムを泣く泣く手放した。
「よろしい。
この生徒手帳は、わたくしが責任を持ってシンゴに渡しておきますから安心しなさい。
そこの一般女子。
わざわざ遠方からの届け物ご苦労様。
これは足代よ。
遠慮なくお取りなさい」
お嬢様が高級財布から取り出し、放り投げた一万円札は、ヒラヒラと宙を舞い、あたしの足元に落ちた。
「お嬢様!
そんな失礼な振舞いは許されません!!」
「あら、ちょっと手元が狂っちゃって。
ごめんなさいね。
足代、一万円じゃ、ちょっと少なかったかしら」
「お嬢様!!!」
これは、いくら相手がスーパーお嬢様でも、同じ女子として受け取れない。
『いぇ、あたしが勝手に押し掛けて御迷惑をお掛けしただけなので、これは受け取れません』
「あら、そう。
そこの一般女子……」
これ以上の侮辱には耐えられそうにないと判断したあたしは、お嬢様を無視して全力で駆け出した。
「よろしい。
この生徒手帳は、わたくしが責任を持ってシンゴに渡しておきますから安心しなさい。
そこの一般女子。
わざわざ遠方からの届け物ご苦労様。
これは足代よ。
遠慮なくお取りなさい」
お嬢様が高級財布から取り出し、放り投げた一万円札は、ヒラヒラと宙を舞い、あたしの足元に落ちた。
「お嬢様!
そんな失礼な振舞いは許されません!!」
「あら、ちょっと手元が狂っちゃって。
ごめんなさいね。
足代、一万円じゃ、ちょっと少なかったかしら」
「お嬢様!!!」
これは、いくら相手がスーパーお嬢様でも、同じ女子として受け取れない。
『いぇ、あたしが勝手に押し掛けて御迷惑をお掛けしただけなので、これは受け取れません』
「あら、そう。
そこの一般女子……」
これ以上の侮辱には耐えられそうにないと判断したあたしは、お嬢様を無視して全力で駆け出した。

