主従関係

着替えが終え、直人様を迎えに行こうと部屋を出ると、使用人たちが騒がしかった。


不審に思い声を掛けた。

「どうしたの?」

「あっ!花蓮様!」
「実はさっき直人様の彼女様がお見えになりまして、急遽、今日のパーティーに参加することになったんですよ〜。」


ニコニコと若いメイドが言った。


「それがスッゴい美少女なんですよ〜」


別のメイドが興奮した口調でまくし立てた。


「直人様ってばやる〜!!」


何だか嫌な予感…。


「その方は今どちらに!?」


「メイクルームでドレスに着替えて貰ってます。」


急いでメイクルームへ向かうとドアが開いた。