主従関係

何か二人を見るとイライラしてきた。


「ゴホン。直人様、引っ付き過ぎではございませんか?」

「誤解を招かれますよ?そもそも、櫻庭家の跡取りがそのような軽率な行動を取られては困ります!自覚ある行動をされますように!!」


直人様に窘(たしな)めると

「やぁだぁ〜!真田先輩たら〜古い〜!!おばちゃんみたい!!」


鼻にかかったような声で如月さんにクスクスと笑われた。


ムッ!
その甲高い声どーにかなんないの?


「私は直人様のお目付け役だから。」


「それに直人様は貴女みたいな一般人とは違うのだから当然よ!」


言い返すと、ギロッと睨まれた。


私たちの間に見えない火花がバチバチと燃えているようだった。