主従関係

「爺、俺たちのこと認めて欲しい。真田家も俺が守るから。」



直人様が真剣な瞳でお祖父様を見つめた。



「しかし……。う~~ん。」


お祖父様は困惑した表情で唸っていた。



「お祖父様っ!!私…形は違えども真田家の当主として櫻庭家に仕えます。その言葉に嘘偽りはありません!!」


私も必死になってお祖父様に縋(すが)った。


「相変わらず、爺は頭が固いなぁ~。」


それを見ていた旦那様が溜め息をつきながら呟いた。


「しかしですな…。ウチと櫻庭家では敷居が違いますっ!」

「そんな事はないし。爺の考えは古いぞ。櫻庭家は真田家を手放すつもりはない。その為に二人を婚約させるっ!それでいいな?」


「はい。承知しました。」


旦那様の威圧にお祖父様もタジタジになり、あっさり了承しちゃった。


お祖父様は私にニッコリ微笑んだ。



認めてくれた?


嬉しくてまた涙が溢れてきた。


直人様を見ると優しく微笑んでくれた。






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