主従関係

思わずギュッと抱きしめる。


花蓮の柔らかい身体とほのかに香るシャンプーの花の香りに酔いしれていた。









「ウォッホン。」



「お…御祖父様!!」


道場の入口を見ると爺(花蓮の祖父)が立っていた。



「花蓮、仕事があるのだろう?早く着替えてきなさい。」

「はっはい。」


花蓮は見られた恥ずかしさに顔を真っ赤にしながら慌ててシャワー室へ向かった。




「して坊ちゃんは何故ここに?」


「別にー。」


花蓮との時間を邪魔されたのでムスッとふて腐れた態度で答えた。



爺はそんな俺の態度に気にもせず淡々と続けた。


「花蓮と話しがありますので、先に屋敷に戻っていてください。」


「えーー。それぐらい待つよ。」


「長くなるかも知れませんので。待たせると花蓮も気にするでしょうし。」



そう言われれば引き下がるしかないので仕方なく一人で屋敷に戻った。





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