主従関係

「藤堂先輩も来てるみたいですね。」


スーツをビシッと着こなした藤堂がやって来た。


「やあ。」


爽やかに俺達に声をかけてきた。


藤堂が来ると周りの女性たちの注目の的だった。


涼しげな目元に高い鼻梁。サラサラな黒髪は今日は無造作にセットされていた。

女性たちの視線を集めた藤堂は得意げにフフン。と笑った。


っかー!!嫌味な奴!!


するとカツカツカツとヒールの音を響かせて近づいてきた女性がいた。


赤いドレスの裾がヒラヒラと舞い踊っていた。


「正臣兄さんも来ていたの?」