主従関係

暫くするとお盆にティーセットを乗せた如月さんが戻ってきた。


「あの女の本性を暴いてやりますから。」


私に近づき、小声で囁いたかと思ったらそのまま、真っ直ぐ直人様とエリカさんの元に向かった。


「……ちょっと!」


一瞬、何を言われたのか分からず、思考が遅れた。


まさか……!!



嫌な予感がヒシヒシと伝わった。


しかし、もう如月さんを止めるのは遅すぎた。


彼女がエリカさんの前のテーブルにティーカップを置こうとした時、ガシャンとカップが割れた派手な音させ、紅茶がエリカさんにかかった。



「すっ…すみません!!」

如月さんが頭を下げて謝っていた。


マズイ!!怒って帰られるのじゃあ!?

冷汗をかき慌てて、エリカさんの元に駆け寄った。