主従関係

「僕としては一番のお勧めはバラ園ですね。色鮮やかなバラたちが咲き乱れています。ご覧になられますか?」


ニコリとエリカさんに微笑む。


「ええ。是非。」




バラ園をエリカさんが一目見るなり、


「まぁ、素敵。」


ほぅ。と息を吐いた。


「素晴らしい職人さんがいますわね。」


ニヤリと俺に笑い掛けてきた。


「ええ。なかなか出来る芸当ではないですから。」


「素敵なホテルでございますね。」


「ありがとうございます。」


ホテルを褒められ、頭を下げた。


「将来はどういったホテルにして行くおつもりですか?」


彼女からこんな質問を受け、面食らってしまった。


彼女の父親に質問されるならまだしも、彼女自信に質問されるとは思わなかった。