主従関係

「櫻庭、話があるんだが?」


「へっ?何ですか?」


改まった様子で藤堂が話し掛けてきた。


「もうすぐ、生徒会長の選挙がある。お前、出馬しないか?」


「ええっ!?俺がですかっ!?」


「ああ。お前の働きぶりを見て、お前ならやれると思った。」


真剣な眼差しで俺に語りかけてきた。


冗談ではなさそうだな…。

「俺はこの学園をより良くしたいと思ってる。櫻庭なら、それが出来ると信じてる。」


「俺なんかが出馬なんて場違いじゃないですか?」


ヘラッと笑い頭を掻いて見せた。


「私も会長の意見に賛成です。直人様、生徒会を手伝うようになってから、生き生きするようになりましたから!!」


花蓮が口を挟んだ。


うっ…‥。


「三上とかの方が生徒会の事詳しいんだから、三上が会長なった方がよくね?」

三上に話を振ると


「僕は目立つ事は嫌いでね…。君は目立つし、いいんじゃない?」


冷たくあしらわれた。


「私も、櫻庭君が適任だと思うわ。高田さんもそう思うわよね?」


椎屋先輩が高田さんに話を振った。


「いいんじゃないんですか。」


生徒会の話なのにチラッと俺を見て、眼鏡をクイッと上げ、興味なさ気に高田さんが答えた。



何か俺がなるべき。とゆー雰囲気!?


はあ…。


「分かりました。立候補します。」