主従関係

「ツレないな〜直人ちゃんは〜。昨日、キスした仲じゃん!!」


一色がおどけてみせた。


「あっ、アレはお前が勝手にしたんだろ〜!このキス魔っ!!変態!!」


「この方が一色先輩ですか…。」


花蓮が俺と一色の間にサッと入った。


「私、直人様の使用人の真田花蓮と申します。直人様には常に護衛させて頂きますので、むやみに近づかれますと怪我される恐れが有りますので、今後は直人様に触れないようお願いします。」



言葉こそ丁寧だったが有無を言わせない迫力があった。


「何?直人、女に守られてんの?マジ、ウケすぎー!」



ぷぷぷ。と腰を折って笑い出した。


花蓮は笑われたことに腹を立て、ますます怒りに満ちた顔になった。


「女だからと言って甘く見てますと怪我しますわよ!」


そう言って、花蓮が一色を睨みつけると、一色が花蓮の顎を掴み、上に上げた。


「あんた…美人だね!」


「おいっ!!花蓮に手を出したら承知しねーぞ!」


慌てて一色の腕を叩く。


「ヤダな〜。妬いてんの?直人が1番だって〜」


またいつものようにヘラヘラと笑って茶化した。