主従関係

「藤堂と一色のキスの感触が消えないんだ…。気持ち悪くて……。」


ウルッと花蓮を見つめる。

「花蓮……良かったら花蓮の唇でアイツらの感触を消して?」


これでもかってぐらいにウルウルさせた。


花蓮はそんな俺を見て顔を真っ赤にさせ、


「ええっ!!私がですかっ!?」


「頼むよ。こんなこと花蓮にしか頼めないよ。
そりゃ、如月に頼めば喜んでしてくれるかも知れないけど、男にキスされたなんて汚点を誰にも知られたくないんだ!!
ねっ?だからお願い!!」

「でも、私なんかが高貴な直人様に…せっ…接吻するなんて…出来ません!!」

滅相もない。とばかりに断られた。

両手を合わせ必死に頼み込むが、頑なに拒まれた。


ガーン。作戦失敗?


イ…イヤ、諦めるな!
押してダメなら引いてみなってね!!