主従関係

ところが7回表で問題が起きてしまった。


俺の打順だった。


「カキーンッ」


俺が打った球はピッチャーの方へ転がった。


足の早い俺なら間に合うかも!


全力でファーストへ走った。


俺も必死だったけど、相手も必死だった。


「ズサァア。」

滑り込んだ俺の足にファーストの坂本の足が飛び込んできた。


避けることが出来なかった。

「ガッ!!」


っつ!!いて〜っっ!!


俺は足に鈍痛を感じうずくまり、立ち上がることが出来なかった。


「直人っ!!」



バッとチームメイトの皆が駆け寄る。


「足、怪我したみたいだ。」


「大丈夫かよ?」


心配そうに圭と湟が肩を貸してくれベンチまで戻った。


「直人様!!」


青ざめた顔で花蓮が駆け寄った。



花蓮に応急処置をして貰った。


冷やしたおかげか幾分楽になった。