【短】chocolate AND kiss.

「芯、大好きだよっ」


そんな那湖のキラキラな笑顔と、一口サイズのトリュフは最高のプレゼント。


「ありがとう」


うれしくて泣きそう…。

でもこれ以上、女々しい姿は見せたくなくて……


いつものように俺は言う。




「もう一回キスしよ?」


「えー、もうすぐ授業始まるよ?」


真面目な那湖の口に、トリュフを一つ放り込む。


「な、何するの!?」


「口の中終わるまで教室戻れないな♪」


強引に理由を付けて、那湖を離さない。


「すぐ溶けるから大丈…ん!?」


すぐに俺はまた唇を重ねる。


「甘っ♪」


「芯っ」


顔を真っ赤にして怒る那湖がかわいくて、また俺は胸を高鳴らす。