カタカタカタカタッ

ミシンの音でいっぱいになる

今回の課題は夏に最適なもの

あたしはキャミソールを作ろうと思う。

今ドキって感じに作りたい。

黒のラインに紫のレースにしてみたいんだけど…。

少し難しいなあ・・・

「亜由、少し難しいところがあるんだけど…。」

「ん?どれ?」

亜由はとにかく手先が器用で、難しいところは教えてくれる。

あたしにとって亜由はお姉ちゃん的感じ?


カチッカチッ

「緋芽、今日あたしバイトだから先帰るね!」

「うん、あたしはまだ少し残ってるよ!」

今日中にこれを終わらせたい…。



「…よしできたっ!」

できた頃には、もう人がいなく時計とミシンの音しか聞こえなかった。

掃除とか、片付けを終わらしてダッシュで教室に戻る。


ダッダッダッ

「あ~~もう6時経ってるよ~~><」