あっというまにクラブに着いた。

亜由からのメールはない。

もしかしてまだ寝てんのかア?



昨日みたいに冬馬の部屋(?)に行く。

何されるかわかんないけど…。

一応メールに【SOS!××街のクラブにいる!】てしておく。

震えがとまんない。

…ガチャッ

やっぱり香水臭い…。

クラクラしてる。

「来たな。」

目の前には冬馬と詩央がいる。


「いったいなんなの?」

「お前は俺の奴隷だ。敬語ぐらいちゃんとしろ。」

…どどどどど、奴隷!?

はっ?

冬馬はあたしの顎をグイッと引き寄せる。

「はッ!何で?ってお顔だねえー」

「―――――――ッ!」

冬馬とキスした。

あたしのファーストキス…!!!

詩央があたしに迫り服を脱がせる。

…助けて!

そうだ!携帯!