昔の自分はすごくやばかった。
友達もいなくて、ただ勉強しか脳のない頭。

ついた名前は「ガリ勉ダサ子」
周りにいる奴らがウザかったし、無視してとにかく勉強に励んだ。

でも…。何故勉強してるか途中でわからなくなった。

親のため?自分のため?それとも未来のため?
あたしは好きで勉強に励んでるわけではない。

「緋芽、早く勉強しなさい。」

親に毎回言われてる言葉。
その言葉しか聞いた事のない。

結局、あたしはそれを聞くロボットなんだ。

そう思うと虚しさよぎった。

「嫌!何で勉強しなくちゃいけないの!?あたしだって普通に遊びたい!なのにお父さんとお母さんに人生決められなきゃいけないの?!」

そのあと私は自由となり、今ココにいる。

冬も過ぎ中学卒業。

ウザい奴らもほかの高校に行き、そして学校も自由…!
高校は県内だけど私服高校!
なんて素晴らしい学校!校則は少ない!
まさに新しい私のためにあるような学校!


…そのためにメイクを頑張ったり、髪型も変えた。
ありあまったお金を服やコスメ代につかった。
 あたしは充分に可愛くなるように頑張った。


そして、入学式。