「お前いくつだ?」白銀が尋ねる。

「カーセドニック年数で12」

「連邦年でいえば15だな」とリャムカ。

 白銀はため息を吐き出しエイルクを見下ろすと、腕を組んで発した。

「後悔するなよ」
「いいの!?」

 喜ぶエイルクをよそに白銀とナナンそれにリャムカは何かの気配に反応した。

 突然──近くに今までに無い気配が現れたのだ。

 この気配は……すでに船内にいる。どこからともなく出現した気配。

 ナナンはその気配が何なのかを知っている。

 近づいてくる3つの気配。

「えっ?」

 開かれたドアにディランは驚いてそちらに振り向いた。

 そこにいたのは3人の男。輝くような容姿。少し人間離れしているほどに……