「お師さま。こいつがどうかしたんですか?」
久しく見せなかった厳しいまなざしでカーセドニック人を睨むナナン。
杖を拾い上げカーセドニック人に杖の先を突きつける。
それは逃がさない事を強調していた。
「こやつじゃ『マナ・グロウブ』を持っておったのは」
「!? なんですって?」
見た処ダートの少年らしいが表情は硬く解りにくい。
だが焦っているのが見て取れた。
「何故、逃げた」
「べ、別に逃げてなんかないよ……」
「嘘をつくでない。わしの姿を見たとたん逃げたじゃろう」
「あんたが前においらに酷い事したからだろ!」
「お師さま……何をしたんです?」
「む……」
ナナンはギクリとする。
そういえばこの少年からどうやってマナ・グロウブを奪ったのだろう? その内容をリャムカは聞いていない。
久しく見せなかった厳しいまなざしでカーセドニック人を睨むナナン。
杖を拾い上げカーセドニック人に杖の先を突きつける。
それは逃がさない事を強調していた。
「こやつじゃ『マナ・グロウブ』を持っておったのは」
「!? なんですって?」
見た処ダートの少年らしいが表情は硬く解りにくい。
だが焦っているのが見て取れた。
「何故、逃げた」
「べ、別に逃げてなんかないよ……」
「嘘をつくでない。わしの姿を見たとたん逃げたじゃろう」
「あんたが前においらに酷い事したからだろ!」
「お師さま……何をしたんです?」
「む……」
ナナンはギクリとする。
そういえばこの少年からどうやってマナ・グロウブを奪ったのだろう? その内容をリャムカは聞いていない。