「かーずーまだー?」
「ちょっと待って」
「入学式から遅刻するなんて普通聞かないって」
「うるさいな」
温かい日差しに包まれ、真新しい制服を身にまとい、校門をくぐり抜ける無数の生徒達。
その中にいるの三人組が、和弥と智実と悠香である。
小学校から仲良しの三人は運良く揃って同じクラスになり、抱き合って喜んだ。
「他は?」
「知らない知らない知らない知ら、あ、嫌い」
「知ってるじゃん」
「でも、ほんと知らないな。あれ?」
「どしたの、和」
「慎だ」
楽しそうだった三人の目が一瞬にして冷めていった。
「慎、帰ってきたんだ」
「大丈夫だって、和」
「悠香の方が震えてるけど?」
それほどにまで恐れている存在。
その理由は、ただ単にいい思い出がないというだけのこと。
でもそれは、中学一年生にとってはすごく大きな理由になるのだ。
「ちょっと待って」
「入学式から遅刻するなんて普通聞かないって」
「うるさいな」
温かい日差しに包まれ、真新しい制服を身にまとい、校門をくぐり抜ける無数の生徒達。
その中にいるの三人組が、和弥と智実と悠香である。
小学校から仲良しの三人は運良く揃って同じクラスになり、抱き合って喜んだ。
「他は?」
「知らない知らない知らない知ら、あ、嫌い」
「知ってるじゃん」
「でも、ほんと知らないな。あれ?」
「どしたの、和」
「慎だ」
楽しそうだった三人の目が一瞬にして冷めていった。
「慎、帰ってきたんだ」
「大丈夫だって、和」
「悠香の方が震えてるけど?」
それほどにまで恐れている存在。
その理由は、ただ単にいい思い出がないというだけのこと。
でもそれは、中学一年生にとってはすごく大きな理由になるのだ。

