空が青いって誰が決めたの?

「唖梨架…最近放課後残るね…」


「それだったら瑞葵もでしょ」


「瑞葵は…用事だよ」





唖梨架を探していた私たちは心配していた




告白されている現場だけど
何かつらそうだったから




「残りたくて…残ってるわけじゃないんだあ…」





唖梨架は私たちと目を合わせようとしない




俯いたまま、地面に言葉を溢す





「ここ最近用が済んだからいいのもう放課後は残らない」





調理実習のことか、あんなに指があんなになるまでしない




もうバンソーコーでいっぱいだ





「唖梨架……渚がこない」


「渚も用があるんじゃない?」





渚の家に言って、真実を知ろう




そうしたら、大丈夫