まだ鳴っている雷…
唖梨架に電話しても、つながらない
諦めたとき、玄関から
インターホンが鳴った
「は…いどちら様でしょうか」
「俺…、渚、暇だから来てみた」
今すぐに…あの声に騙されて抱きついてしまいそうだ
運が悪いのか、雷がもっと
近くにきた…
「キャッ………うぅ」
「怖いの?」
「違う!………う」
気がついたらもう渚は私の部屋に入っていた
ふわりと腰に巻き付いてる
渚の男らしい腕の感触
抱き締められてるんだ…
拒否ろうとして、胸板を強く押しても、びくともしない
「離してよ…怖くなんてない」
「どうだか?」
すんなりと、離された瞬間
「キャ………」
「やっぱり怖いんだろ」
言い訳できない…
だってガッチリ、渚の体を
つかんでしまったから
「なんでここにきた…。」
「雷、苦手そうだしな」
渚の手がのびて、頭の上に置かれた
「大丈夫だから」
「一人でも耐えれた…昔もそれで怖くなんかなかったッ!」
「そうやって、思い込もうと必死だったんだろ?」
触るな、触るな!
一人で私は大丈夫だッ…
「出てって、邪魔だ!」
グイグイ、押して外に出した
その胸は私じゃなく、すきなひとに貸してあげればいい
渚が触った頭の部分を
何度も触った
唖梨架に電話しても、つながらない
諦めたとき、玄関から
インターホンが鳴った
「は…いどちら様でしょうか」
「俺…、渚、暇だから来てみた」
今すぐに…あの声に騙されて抱きついてしまいそうだ
運が悪いのか、雷がもっと
近くにきた…
「キャッ………うぅ」
「怖いの?」
「違う!………う」
気がついたらもう渚は私の部屋に入っていた
ふわりと腰に巻き付いてる
渚の男らしい腕の感触
抱き締められてるんだ…
拒否ろうとして、胸板を強く押しても、びくともしない
「離してよ…怖くなんてない」
「どうだか?」
すんなりと、離された瞬間
「キャ………」
「やっぱり怖いんだろ」
言い訳できない…
だってガッチリ、渚の体を
つかんでしまったから
「なんでここにきた…。」
「雷、苦手そうだしな」
渚の手がのびて、頭の上に置かれた
「大丈夫だから」
「一人でも耐えれた…昔もそれで怖くなんかなかったッ!」
「そうやって、思い込もうと必死だったんだろ?」
触るな、触るな!
一人で私は大丈夫だッ…
「出てって、邪魔だ!」
グイグイ、押して外に出した
その胸は私じゃなく、すきなひとに貸してあげればいい
渚が触った頭の部分を
何度も触った



