帰っても誰もいないなんて
空しい気がする
鞄をソファーの上においたあと、あたりをみても
人らしき人はいない…。
こんなの慣れてる…
別に…寂しくなんかない
ないのに…目の奥が耐えず痛い…
父さんはいつも遅いから
あてにならないし
母さんは毎日朝ぐらいしか
みかけない
翼がなぜか今日はいない
鞄からケータイのバイブがなり、開けると翼から
「姉さん…、今日は癒月のところにいるよ」
「普通止まらない」
「助けたいんだ!姉さん料理作れないだろうから、冷蔵庫に俺が作った奴いれてあるから」
親切な弟…
本当に冷蔵庫には、私の好きな食べ物が入っていた
お願い…誰か帰ってきて
置いていかないでッ
本当はこのままみんなが
いなくなるようなことが
あったら……。
そんなことないか…
考えすぎだ
退屈…なんとかして
――――雷?
遠くから微かに音がする
こっちに近づいてくるように雨もひどくなる
雲が光ったってことはもう
大分近い。
「う……」
大丈夫…中学時代なんて
一人で耐えれたから
それなのに今は誰かがそばにいてほしい
こんなこと思いたくなんて
ないのに
空しい気がする
鞄をソファーの上においたあと、あたりをみても
人らしき人はいない…。
こんなの慣れてる…
別に…寂しくなんかない
ないのに…目の奥が耐えず痛い…
父さんはいつも遅いから
あてにならないし
母さんは毎日朝ぐらいしか
みかけない
翼がなぜか今日はいない
鞄からケータイのバイブがなり、開けると翼から
「姉さん…、今日は癒月のところにいるよ」
「普通止まらない」
「助けたいんだ!姉さん料理作れないだろうから、冷蔵庫に俺が作った奴いれてあるから」
親切な弟…
本当に冷蔵庫には、私の好きな食べ物が入っていた
お願い…誰か帰ってきて
置いていかないでッ
本当はこのままみんなが
いなくなるようなことが
あったら……。
そんなことないか…
考えすぎだ
退屈…なんとかして
――――雷?
遠くから微かに音がする
こっちに近づいてくるように雨もひどくなる
雲が光ったってことはもう
大分近い。
「う……」
大丈夫…中学時代なんて
一人で耐えれたから
それなのに今は誰かがそばにいてほしい
こんなこと思いたくなんて
ないのに



