そこには

『明日も来るね』

と一言だけ書いてあった

少年が驚いて顔を上げると

少女は

笑って手を振っきた

少年もつられて手を振った

すると少女は

満足そうに微笑みながら帰っていった

「……何なんだ、あいつ」

少年は少女の行動に不思議がりながらも

自分も彼女に手紙を書こう、

という気持ちがあり

そそくさと部屋に帰っていった