2時間近くパパが怒鳴って、怒りまくると、わたしの部屋を出て行った

「はあ」と深く息を吐き出したわたしは、ベッドに座った

なんか身体がだるい

もう少ししたら熱が出そう

ゴールデンウィークが終ってもすぐには学校には登校できないかも

嫌だな

一日でもセンセを見られない日があると考えるだけで、すごく悲しくなるよ

センセに会いたい

ついさっきまで先生と一緒にいたのに、もうセンセに会いたくなってる

センセへの想いを隠すって決めているのに、会いたくなってるんじゃ…駄目じゃない、わたし

またセンセに迷惑をかけちゃうよ

わたしはパジャマに着替えようと、センセに借りた上着を脱いで、目を大きく見開いた

鎖骨が赤く色づいている

まるで小さな薔薇がそこに咲いている…みたいな感じ

センセにキスされた場所だ…ということは、センセがつけてくれたセンセのマーク

初めて見た

キスマーク

わたしは、赤い薔薇の上に指の腹を乗せると、センセとキスしたのを思い出した

身体がカッと熱くなる

熱が出るのとは少し違う

センセを求める身体の奥の熱が、わたしの想いをより一層強くしていった

センセ、好き

わたし、好きです…センセが、すごく……

「ごめん、なさい」

わたしはセンセの上着をぎゅっと抱きしめた

かすかにセンセの匂いが、わたしの鼻孔をくすぐった