消しゴムをくれた女の子

そのまま覗きをしながら泳いでいると俺の近くでゴムボートに乗ってはしゃいでいる女の子二人がいた。


俺はあれがサトミで偶然会うなんて無いかなー、そう思って顔を確認する




が・・・勿論サトミじゃ無い。




俺は諦めてゴムボートから離れた。

そしたら、女の子二人の声が聞こえた。

「あー、前に進まないー」

そう言ってグルグル廻ってる。

へたくそだなー

俺はそう思いどうしようかと板倉を見る。


そこには見た事も無い鋭い表情をした板倉がいた。


板倉の全力のクロールを見ながら俺と森君も後に付いていく。

板倉のあの時のスピードは凄かった。


板倉「大丈夫ですか!!!」


板倉の声に女の子二人が
「真っすぐこげなーい」
と言った。


板倉が俺らを振り返り、
「おい!押すぞ!」
と言い出した。


マジですか