消しゴムをくれた女の子

俺は家に帰り一人カップラーメンを当て付けがましく食べていた。



サトミは実際に早く俺の家に来てくれた。

だが、俺の機嫌が治まらない。

俺からしたらサトミの為に早く家に帰ってきたのに ・・・

と言う思いがあったんだ。



サトミ「ごめんねえ・・・」



サトミが謝るが俺はすねていた。



サトミ「ねえねえ、今からどっか行こうか?」
俺「俺明日現場があるから無理」

サトミ「そう・・・」



俺は一人テレビをボーっと見ていた。

サトミも俺も黙っている。


そして俺はサトミに言った。



俺「もうさ・・・今日は帰れよ、せっかく早く家に帰ってきたのにさ・・・つまんね・・・」



もうね、俺は馬鹿じゃないかと・・・

あんだけサトミを思っていた俺がサトミに暴言を吐いている・・・



最悪じゃないかと思った。